【ニュース写真】:写真:読売新聞 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

【長野県】室温2~3度「雪室コンビニ」、期間限定で登場
23日までの期間限定で、町などでつくる山ノ内町雪室利活用協議会が運営する。町は「豪雪地帯の山ノ内で昔から利用してきた雪室をPRすることで、多くの人に興味を持ってもらい、訪れてもらうきっかけとなれば」と期待している。

 スノーパルでは、今年の冬に積もり、倉庫にとっておいた約150トンの雪を使用。約300平方メートルの店舗内に、雪で作った商品棚を並べ、その日に収穫されたばかりの新鮮なトウモロコシやスイカ、モモ、リンゴなどを手頃な値段で販売する。室温は2~3度で一定している上、商品棚の野菜なども、雪が発する湿気で鮮度が保たれるなどのメリットがあるという。


 町は2014年、地元農協の倉庫跡に約4000万円をかけて雪室を開設し、農産物の倉庫などとして利用してきた。地元産の野菜や果物のおいしさを町外から訪れる人に知ってもらい、地域振興に役立てようと、店舗営業を始めた。


 今月17日のオープン以来、店は家族連れなどでにぎわっている。長野市から訪れた女性(35)は「ひんやりしていて暑い時期には気持ちいい。目当てのトウモロコシも安くて甘そうなものが買えた」と満足そうだった。